仏壇を買い替えるとき、新しい仏壇はどのように迎え入れるといいのでしょうか?
新しい仏壇を設置する場所は?
まずは故人やご先祖様の魂をお祀りする場所としての役割をもたせましょう。仏壇を置くということは、家の中に小さなお寺を置くということです。日本文化として最適な場所は仏間とされていますが、現代の住宅事情においては仏間を設けないご家庭が多いので、洋間でも家族が集まりやすく、落ち着いて拝めるリビングや客間などに設置するのも良いでしょう。ご先祖様や故人を身近に感じ、自然に仏壇に手を合わせられる環境は小さなお子様の情操教育にも良いとされています。この時、神棚がある場合は神棚と向き合わないよう設置し、また、仏壇が傷まないよう日当たりの良い場所への設置はやめましょう。
設置後に忘れずにしておくことは?
仏壇は設置するだけでは、ただの木の入れ物(家具)にすぎません。
安置されたら魂入れ(開眼法要)、入仏式などを行って、仏壇に安置するご本尊や位牌に魂を吹き込み、仏壇を浄めてから使い始めましょう。
※魂入れや開眼法要、入仏式などの儀式は『慶事』に当たるため、使用するろうそくやお供えなどが、弔事に使用するものとは異なる場合があります。
宗旨・宗派や地域によっては、仏壇の向きや考え方、準備に必要なもの、手順などが違う場合もあります。事前にご自分の宗旨・宗派のお寺に相談して必要な準備を行うようにしましょう。
ちなみに、浄土真宗では位牌を準備しないため、開眼供養を行わない代わりに「御移徙(おわたまし)」と言われる慶事の法要を行います。
毎日の生活空間のひとつとして・・・
仏壇の前では、故人やご先祖様に語りかけるだけではなく、ご家族の健康と安全をお祈りすることもあるでしょう。仏壇に手を合わせてふっと心を落ち着かせる時間を、毎日の大切な習慣にしたいものです。
日頃愛用している品と同じように仏壇も、使い初めと使い終わりに節目となる法要を設けることで、常に"想いを込めて大切に使う意識"がうまれ、ご先祖様とともに仏壇へも感謝の気持ちを持てるのかもしれません。
株式会社タイヨウでは、仏壇の正しい設置方法のご相談や買い換え時の仏壇の種類、仏具に付きましてもサポートさせて頂いております。
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