【永代供養について③ ~ 永代供養墓の種類と納骨形式】

blog_170613.jpg永代供養墓には屋外型と屋内型があり、記念碑や塔を墓標とするものや納骨堂タイプのものなどが一般的で、墓の種類や納骨形式が通常のお墓とは異なります。

永代供養墓の種類

永代供養墓は下記のように分類されます。
《屋外》
①合祀型:故人それぞれの遺骨を骨壷から出し、共通の合祀墓に埋葬するス
タイルで前方後円型や墳丘型が多く円形の丘の部分に埋葬します。
②納骨塔型:塔の地下に納骨室が設けられ、その上にモニュメントやお釈迦様像などの塔が載せられたスタイルで、塔へお参りをします。
③納骨壇型:故人ごとに棚に遺骨を埋葬するスタイルで、必要に応じて会葬・分骨が可能です。

そのほか最近では、樹木を墓標とし周辺に遺骨を埋葬する樹木葬なども注目されています。
屋外型は、永代供養墓の中でも従来のお墓に近いイメージで、敬遠しがちな親族にも比較的受け入れやすいタイプかもしれません。

《屋内》
①霊廟型:個別に納骨するタイプ。故人ごとに仏壇があり、その下に遺骨が埋葬されるスタイルで、故人の好きだったものをお供することができる一般的なお墓と同等の機能を持ちます。
②ロッカー型:個別に納骨するタイプ。ロッカーのような形をした壇が多数配置され、その中の一つに遺骨が納められていて、お参りの際はロッカーから骨壺を出してもらって手を合わせます。位牌だけを安置するタイプもあります。
②自動搬送型(ビル型納骨堂):カードやタッチパネルでお墓参りの受付をすると、お墓の形をした場所に故人の遺骨が自動で運ばれる仕組です。都市部で近年増えているスタイルです。
屋内型は天候に影響を受けず、交通環境の整った場所にあることが多く、高齢者でも気軽ににお参りができるメリットがあります。

納骨形式の種類

①遺骨を骨壷から出し、最初から納骨室を共同で使用する合葬するタイプ
②骨壷のまま安置し永代供養するタイプ
こちらは多くの場合、一定期間を過ぎると骨壷から出して共同の納骨スペースに合祀されます。合祀とは、骨壺から遺骨を出し一か所にまとめて埋葬することを言います。
③合祀と骨壷の両方を兼ね備えたタイプ
こちらは分骨して一方は共同の納骨スペースに合祀し、もう一方は骨壷で安置するというのが主なようです。

このような永代供養墓は近年増えており、都市や郊外それぞれ、ご遺族様がお参りしやすい立地や故人様が穏やかにいられる環境など、さまざまなものがあります。永代供養墓をお考えの方は、実際に現地におもむき、墓の種類や納骨形式を確認した上で、ご自分や親族の希望に沿った墓を選ばれるといいでしょう。

『お墓についてよくある疑問や質問』はこちらから >>


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